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悪魔から愛されて
第20章 新しい世界
朝のミーティングが始まり、営業部の人たちが並んだ。
そこに健斗は居た…
いつもと変わらない爽やかな顔…
横の人と話している…笑顔で…変わらない…
話しかけたい…
きっと忘れられている…
マネージャーから紹介され挨拶で前に出た。
「今日、転勤でこちらに来た、鈴木恵美さんです。皆さんよろしく…」
「今日からこちらでお世話になります。鈴木恵美と申します。よろしくお願いします。」
私が頭を下げると、みんなが拍手で応える。
健斗も拍手で応えている…
近くには、京子もいた…
京子…
…本当に…忘れられちゃったんだ…
…わかっていたけど…
…こんなに悲しいことなんだ…