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異世界転生しなくても美女とハーレム
第5章 アキバの地下アイドル
「田中さんも、頑張ってくださいね」

今度は、麻理が私の股間をツンツンする。

「あ、栗原さん」おもわず、狼狽してしまう。

「あはは、冗談ですよ、さっきのお返しです 笑」
なかなか、ノリの良い子だ。さすがは業界に身を置いているだけのことはある。


私は、ますます麻理の事が気に入ってしまった。


「それじゃあ、お仕事を説明しますね」

麻理は、大きな段ボール箱をゴソゴソさせながら、仕事の説明をする。

どうやら私は、麻理が段ボール箱から取り出した着ぐるみを着て、アイドルと戯れなければいけないらしい。

「ステージは、全部で4スタージあります。
各ステージの合間、つまり三回ですね。 そこで田中さん扮する"チャッピー"がアイドル達と戯れる、それが田中さんの役目です」

チャッピー呼ばれる着ぐるみだが……、一体何をモチーフにしているのだろう。
リスのようでもあるし、クマのようでもある、よく見るとタヌキにも見える、
ピンク色の謎の生物、それがチャッピーだ。


(これを着るのか……)

「戯れるって、具体的にどんなことをすれば良いのですか?」

「そうですね、適当で良いので踊って、それから、アイドル達と抱き合ったり、その辺はアドリブなのでお任せします」


今回出演のアイドルは、14歳~20歳の若い女の子が中心だと聞いている。

という事は、合法的に……、




淫行も可能という事になる。


あんな事や、こんな事を考えていると、私の斬鉄剣が輝きを増してきた。


「さ、田中さん、これを着てください。
たぶん暑いので、下着姿になってください」

「分かりました、更衣室はありますか?」

「更衣室はアイドルが使っているので、田中さんはここで着替えてください」

ここ、と言われても、ここはステージの端だ。その辺を人が忙しく動き回っている。


「こ……ここで、でつ……か?」




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