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異世界転生しなくても美女とハーレム
第6章 天敵あらわる
またしても、私は自分の失敗に嘆くことになる。
バーに誘ったのは良いが、調子にのった麻理を制することができずに、彼女は今にも寝てしまいそうなくらい酔っていた。
「麻理ちゃん、そろそろ帰ろうか?」
「はい、スミマセン。 また酔っぱらってしまって」
申し訳なさそうにするが、まだ二十歳になったばかりの女の子だ。自分の許容値など分かるはずもなく、私がもっと気を配るべきだったと後悔する。
「タクシーで家まで送るよ」
この状態では、とても電車で帰す訳にはいかない。タクシーを拾って、送っていくことにした。
ところが、タクシーに乗る頃には、麻理は意識朦朧として行き先を言える状態ではなかった。
「麻理ちゃん、住所、言えるかな?」
「住所? 分かりません」
これは困った。 まさか本当にラブホテルに連れていくわけにもいかない。
麻理とラブホテルに泊まるのは危険だと、私のカンが警鐘を鳴らしている。
「何か住所が分かるものない?」
「カバン……、学生証が入ってます……」
私は、麻理のカバンを漁った。 すると、すぐに学生証らしきパスケースが見つかる。
が……、その学生証を見て私は驚いた。
「ま、麻理ちゃんって、東大生なの?」
東帝大学、日本一の難関と言われる国立大学だ。普段の振る舞いからFラン大学の学生だと思っていただけに、驚きは隠せなかった。
私は、タクシーの運転手に住所を告げると、シートに背中を預けた。
ますます、麻理の事が分からなくなったが、確実に言えることがある。
(この子は、危険だ……)
バーに誘ったのは良いが、調子にのった麻理を制することができずに、彼女は今にも寝てしまいそうなくらい酔っていた。
「麻理ちゃん、そろそろ帰ろうか?」
「はい、スミマセン。 また酔っぱらってしまって」
申し訳なさそうにするが、まだ二十歳になったばかりの女の子だ。自分の許容値など分かるはずもなく、私がもっと気を配るべきだったと後悔する。
「タクシーで家まで送るよ」
この状態では、とても電車で帰す訳にはいかない。タクシーを拾って、送っていくことにした。
ところが、タクシーに乗る頃には、麻理は意識朦朧として行き先を言える状態ではなかった。
「麻理ちゃん、住所、言えるかな?」
「住所? 分かりません」
これは困った。 まさか本当にラブホテルに連れていくわけにもいかない。
麻理とラブホテルに泊まるのは危険だと、私のカンが警鐘を鳴らしている。
「何か住所が分かるものない?」
「カバン……、学生証が入ってます……」
私は、麻理のカバンを漁った。 すると、すぐに学生証らしきパスケースが見つかる。
が……、その学生証を見て私は驚いた。
「ま、麻理ちゃんって、東大生なの?」
東帝大学、日本一の難関と言われる国立大学だ。普段の振る舞いからFラン大学の学生だと思っていただけに、驚きは隠せなかった。
私は、タクシーの運転手に住所を告げると、シートに背中を預けた。
ますます、麻理の事が分からなくなったが、確実に言えることがある。
(この子は、危険だ……)