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異世界転生しなくても美女とハーレム
第7章 寝室を覗く美少女
「ええ……、いやだ……、根元まで欲しいわ」

由紀恵の目はトロンとして、潤んでいる。


どうやら、この流れは簡単に変えられそうにない。そう思った時……、


ピコ~ン。


メッセージの通知を告げる音が鳴り響いた。

「ちょっと、すまない」

私は、慌ててスマホを確認する。
悪い予感がしたからだ。

>田中さん、メッセージ送れなくてゴメンナサイ
>今日、引っ越したんです
>新しい住所、知りたい?

(なんだ、こんなことか)メッセージの内容に安堵し、放置しようかと思ったが、またメッセージが送信されると面倒なので予防線を張る。

>いや、明日きくよ
>まだ残業中なんだ、忙しいから明日ね

これで邪魔者はいなくなった。
私は、由紀恵のFカップ巨乳をたっぷりと堪能すべく、この場所から至近距離のラブホテルを検索する。



すると、またメッセージの着信音が鳴る。

>あれ?
>田中課長はもう帰ったって、木下さんが言ってましたよ
>まさか、田中さん、女の人と一緒じゃないんですか?


もしや、何処かで私の行動を見張っているのではないか?
私は、周囲をキョロキョロと見渡す。

「一夏さん……、わたし、やっぱり今日は帰ります」

「ゆ、由紀恵、ちょっと待ってくれ」

「だって、全然かまってくれないし、たまに会ってもスマホばかり弄って……、
ハッキリ言ってください。
わたしには、もう飽きたって」

「ち、違うんだよ、由紀恵」

「もう、良いです。
わたしだって、いつまでもこんな関係を続けられるなんて思ってないし、
潮時だと思います」

「潮時って?」




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