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隣人愛
第12章 愛の形
光一が帰宅すると、
ゆう子が、待っていたかのように光一の部屋にやってきた。

「お帰りなさい」
「ただいま」
「今日は楽しかったわね」

ゆう子が満面の笑顔を見せる。

「僕はドキドキでしたよ」

光一は、ちょっと困った笑顔を見せた。

「ごめんなさい。今夜はうんとサービスするからね」

ゆう子のこの笑顔を見ると、光一は、そのまま笑顔で返すしかなかった。
以前のように二人で夕食を食べた。

「どうしてうちの会社に来たんですか?」

光一は、食べながらゆう子に聞いた。

「それが偶然なのよ。2〜3日前に派遣登録したら、昨日メールが来てて、今日から出社って言われたの。まさか光一くんの会社だと思わなかったから」
「ほんと偶然ってあるんですね〜」
「でも、昼間も光一くんと一緒なんて、嬉しい!」
「僕も嬉しいけど…」
「けど何?」
「ゆう子さんには、ご主人がいるし…」

ゆう子は少し考えてから笑顔になった。

「大丈夫!もう光一くんだけのゆう子だから!」
「えっ、どういうことですか?」
「私、もう旦那と別れちゃったの」

ゆう子は、軽く苦笑いを浮かべた。

「えっ〜〜本当ですか?」

光一は、驚いて、持っていた箸を落としてしまった。

「だから、ずっと光一くんと一緒にいられるよ……」

ゆう子は、少し恥ずかしげに光一を見た。

「僕も……ゆう子さんが、自分の奥さんだったらいいなって……思ってました。」

二人は、どちらともなく立ち上がると、きつく抱きしめあい、熱いキスをした。それは、今までにないものを感じるキスだった。
二人は早々に食事を切り上げ、シャワーをすませると、全裸のままベッドに潜り込んでいった。
光一はゆう子に覆い被さるようにして上に乗っていった。裸の皮膚をゆう子に密着させることで、ゆう子の全てを感じようとするかのように。
熱くお互いを確かめながら、舌を絡めていった。

「光一くん…素敵…身体が凄く熱い…」

光一の唇がゆっくり下がっていく。光一の左手が、ゆう子の左の乳房を静かに触れながら、ゆっくりと何かを感じ取っていった。光一は右の乳房を舌で舐め回しながら、そっと乳首を唇で挟んだ。

「あっ…いいっ、光一くん、もっと…」
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