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桃衣の天使
第1章 桃色の天井
目が覚めた時口をついて出た言葉は「知らない天井だ。」だった。軽いオタクで中二病の初期を患ってる俺としては当然の台詞だった。広い天井はコの字に引かれているカーテンレールが埋め込まれていてパイプが何本か垂れ下がっていたりする。視界の隅には物々しい機械が並び白衣を着た女性が忙しいそうに動いている。どうやらここは病院らしいと考えつくのに大して時間は掛からなかった。記憶の断片をかき集め身動き出来ない現状を加味してあの時車にはねられのだろうと結論つける。「ちぇっ!異世界じゃないのかよ」と思ったのは内緒だ。
看護婦さんを呼ぼうとするが喉がひきつって声が出ない。頭は辛うじて左右に振れるが首から下は重くて動かない。いや、両手両足とも指先は微かに動かせるので神経は繋がっているようだ。
苦労して膠で張り付いた様な舌を動かし呻き声を上げれる様になるとそれを聞き付けたのか看護婦さんが一人駆け付けてくる。
「横川さん。判りますか?」
看護婦さんの問いかけに俺、横川当麻は頷く。
「今、先生呼びますからね」
とナースコールに手を伸ばす。この看護婦さん面倒臭がりなのかベッドの反対側に在るスイッチを取るのに患者の顔の上に身を乗り出す。豊かな胸が顔に当たるが気にもしないでスイッチを押すと医師を呼ぶように求めて身体を起こす。どうやら中学生は彼女にとっては男の範疇に入ってないらしい。思春期真っ只中の中二にそんなことしたら下半身が過剰に反応するじゃないか。ん?よかった。息子は無事のようだ。未使用のままお亡くなりになったんじゃあまりに不憫だ。いやいや、安心するよりも勃起したことが看護婦さんにバレるのはまずい。
診察の為に毛布を剥いでいた看護婦さんの手が止まる。浴衣型の患者衣の裾を割って起立する息子が目に入ったのだろう。嗚呼穴が有ったら挿入れたい。じゃ、なくて入りたい。
羞恥で真っ赤になって目も開けられない俺の顔に温かい何かが近づく。リンスの良い薫りに看護婦さんの顔だと察するが動けない。吐息で耳を擽るような囁きが聞こえる。
「とっても元気ね。」
背筋がゾクッとするような艶っぽい声に重ねて息子を何がが掠めた気がするが思い違いだろう。
看護婦さんから吸い飲みで水を飲ませてもらい絡まり固まった舌がやっと解けた頃やってきたのは三十代前半かな?医者としてはかなり若い女医さんだった。
看護婦さんを呼ぼうとするが喉がひきつって声が出ない。頭は辛うじて左右に振れるが首から下は重くて動かない。いや、両手両足とも指先は微かに動かせるので神経は繋がっているようだ。
苦労して膠で張り付いた様な舌を動かし呻き声を上げれる様になるとそれを聞き付けたのか看護婦さんが一人駆け付けてくる。
「横川さん。判りますか?」
看護婦さんの問いかけに俺、横川当麻は頷く。
「今、先生呼びますからね」
とナースコールに手を伸ばす。この看護婦さん面倒臭がりなのかベッドの反対側に在るスイッチを取るのに患者の顔の上に身を乗り出す。豊かな胸が顔に当たるが気にもしないでスイッチを押すと医師を呼ぶように求めて身体を起こす。どうやら中学生は彼女にとっては男の範疇に入ってないらしい。思春期真っ只中の中二にそんなことしたら下半身が過剰に反応するじゃないか。ん?よかった。息子は無事のようだ。未使用のままお亡くなりになったんじゃあまりに不憫だ。いやいや、安心するよりも勃起したことが看護婦さんにバレるのはまずい。
診察の為に毛布を剥いでいた看護婦さんの手が止まる。浴衣型の患者衣の裾を割って起立する息子が目に入ったのだろう。嗚呼穴が有ったら挿入れたい。じゃ、なくて入りたい。
羞恥で真っ赤になって目も開けられない俺の顔に温かい何かが近づく。リンスの良い薫りに看護婦さんの顔だと察するが動けない。吐息で耳を擽るような囁きが聞こえる。
「とっても元気ね。」
背筋がゾクッとするような艶っぽい声に重ねて息子を何がが掠めた気がするが思い違いだろう。
看護婦さんから吸い飲みで水を飲ませてもらい絡まり固まった舌がやっと解けた頃やってきたのは三十代前半かな?医者としてはかなり若い女医さんだった。