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桃衣の天使
第3章 薔薇色の性春
 まるで幼女の持ち物のように変形も変色もしてない初々しいオマンコだ。薄毛も手伝って股間だけの写真を撮れば中学生ですと言っても通用するだろう。
 「可愛いオマンコだな。」
 俺の言葉に自分が下半身裸だった事を思い出し左手で股間を隠し右手はパンティを取り戻そうと伸ばされる。
 「いてっ!」
 手の甲を襲った鋭い痛みに俺はパンティを落とす。富美加はそれを拾い上げると背中に隠す。手の甲を見ると三本のミミズ腫れが走って血が滲んでる。成る程、引っ掻かれたようだな。
 「ご主人様!」
 明世が駆け寄って来て傷を見るなり眦を上げ富美加に向かって大きく右手を振り上げる。
 「待て!」
 大声で制され明世は不満げに俺を見る。が、顎をしゃくって合図すると手を下ろし横にずれる。
 反射的にとはいえ自分のやってしまった事の意味に気付いたのだろう。オロオロしながら近付いてくる富美加の右頬が音を立てて弾け身体が俺の腹の上に倒れこむ。振り抜いた左掌がジンジンと痛むが無視して富美加の髪を掴んで頭を引き起こす。頬は真っ赤に腫れ上がっている。男の力任せのビンタを喰らって痛みと恐怖に目が泳いでいる。
 「お前、いま何をした?」
 「あ、あの・・・」
 口ごもる富美加を間近で睨み付ける。その辺のチンピラ三下奴なら顔を背けて逃げる眼光だを受けてガタガタと震え出す。
 「聞こえなかったか?お前は何をしたんだと訊いたんだがな!」
 「ご、ご主人様の手を引っ掻きました。申し訳ございません。」
 頭を解放すると富美加の左頬に血の滲んだ左甲を当て血を擦り付けるながらミミズ腫れを突きつける。
 「舐めろ!」
 富美加は言われるままに唇を近付けようとするが明世が頭を押さえてそれ以上前にいけないように固定する。よく判ってるな。俺は富美加の顔の10cm程先に手の甲を置く。
 「舐めろ!」
 二度目の命令に頭が動かせない富美加は手に向かって舌を伸ばすが残念ながら届かない。伸ばした舌先を上下させ命令を実行しなければと頑張るが俺に届かせるつもりがないのだ。舌は空気を舐め続け涎を垂らす。まるでエサに口が届かなくて悶える犬のようだ。
 「ワンと鳴いたら舐めさせてやるぞ。」
 落ち着いて考えればこれはおかしな要求だ。舐めろと命令しながら舐めれないようにしておいて舐めたければワンと鳴け。実に理不尽だ。理不尽だが力があれば罷り通ってしまう。
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