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青き快楽
第4章 淫らな秘密
 毎晩のように勇希は舞子から、快楽のレッスンを受けていた。勇希も焦ることもなく、舞子を快感に導くこともできる様になってきていた。
ひと月程経った頃だった。

「ゆうちゃん、しばらく一人暮らししてくれる?」

勇希には寝耳に水だった。
舞子は少しの間、父親の転勤先に行くというのだ。ショックだったが、仕方無いと諦めた。
一人暮らし初日、いきなり寝過ごし、何も食べずに学校へ行く羽目となった。最寄りの駅まで歩き、いつも乗る電車より一本遅くなった。見事に満員御礼!なんとか身体を押し込んで乗ることができた。これから30分以上も乗ると思うと嫌気がさしていた。
勇希押すに押されて、反対側のドアの方まで、追いやられていた。5分程して次の駅に到着。目の前のドアが空いた。ここでも無理矢理人が乗って来た。勇希も押されて中程まで戻されていった。少し落ち着いてきたとき目の前には背中を向けたスーツ姿の女性が立っていた。

(この満員の中、女性は大変だろう)

と思った時、目の前の女性が勇希の方に向きを変えた。

「あれっ」


少しスレンダーで髪をポニーテールにしている。そして小さめの銀縁のメガネをかけていた。

「恭子先生」

その女性が顔をあげる。

「あ、勇希君…おはよう」
「おはようございます」

勇希も小声で答えた。
高橋恭子は勇希のクラス担任で、数学の教科担任だった。学校にあと二人高橋先生がいるので、恭子先生と呼ばれていた。年は舞子と同じ27才、見た目はもう少し若く見える。熱血まではいかないが、真面目で一生懸命といった印象を受ける。数学の教師らしく?硬い印象もあった。
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