この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不倫研究サークル
第4章 生意気なJC
唇を離しても、まだ陽菜は舌を出してチロチロしていた。
唇が離れたことを察知した陽菜はトロンとした目を開けた。顔もほのかに赤い。
「陽菜ちゃん、大丈夫?」僕は少し心配になる。
陽菜の挑発に乗ってしまったとはいえ、相手は子供だ。やはりマズかったのではないか。
陽菜は、黙って席に着くと机に向かってテキストを広げ始めた。
(あれ? 何か……間違ってた?)
今度は、そっちの不安がよぎる。
「ワタシ、初めてのキスだったの……」
(いや、僕も初めてなんだけど……)
「圭……責任とってね」
(せ……責任⁉ それに先生から『圭』呼び捨てに格下げ?)
「な、何のことかな? 陽菜ちゃん」
「ワタシ、頑張って勉強する!」
(うんうん、それは良い事だ)
「だから、ワタシが志望校に合格したら、ワタシと付き合って」
(えええーーー!!!)
「あ、いや、意味が分からない……、どういうロジック?」
「だから、ワタシと付き合うの。もちろん圭にカノジョがいるのは分かってる」
陽菜は椅子をクルリと反転させ、僕の方を見据える。
「最初は二股でも良いの、でも結果的にワタシを選んでもらえるように、ワタシ、可愛くなるから」
「いやいや、僕にそんな価値ないだろ、陽菜ちゃんは今でも十分可愛いいよ」
「だ・か・ら、その人よりも可愛くないといけないの!」
「圭がワタシと付き合うには……」
唇が離れたことを察知した陽菜はトロンとした目を開けた。顔もほのかに赤い。
「陽菜ちゃん、大丈夫?」僕は少し心配になる。
陽菜の挑発に乗ってしまったとはいえ、相手は子供だ。やはりマズかったのではないか。
陽菜は、黙って席に着くと机に向かってテキストを広げ始めた。
(あれ? 何か……間違ってた?)
今度は、そっちの不安がよぎる。
「ワタシ、初めてのキスだったの……」
(いや、僕も初めてなんだけど……)
「圭……責任とってね」
(せ……責任⁉ それに先生から『圭』呼び捨てに格下げ?)
「な、何のことかな? 陽菜ちゃん」
「ワタシ、頑張って勉強する!」
(うんうん、それは良い事だ)
「だから、ワタシが志望校に合格したら、ワタシと付き合って」
(えええーーー!!!)
「あ、いや、意味が分からない……、どういうロジック?」
「だから、ワタシと付き合うの。もちろん圭にカノジョがいるのは分かってる」
陽菜は椅子をクルリと反転させ、僕の方を見据える。
「最初は二股でも良いの、でも結果的にワタシを選んでもらえるように、ワタシ、可愛くなるから」
「いやいや、僕にそんな価値ないだろ、陽菜ちゃんは今でも十分可愛いいよ」
「だ・か・ら、その人よりも可愛くないといけないの!」
「圭がワタシと付き合うには……」