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不倫研究サークル
第4章 生意気なJC
次の日。

僕は放課後、岸本に『相談がある』と持ち掛け駅前のマックで待ち合わせ、今、二人してカウンター席に座り、ポテトを頬張っている所だ。

「岸本さん、すみません、お時間を取らせてしまって」

「いや、良いよ。僕で役に立てるなら、なんでも相談してよ」

「じつは……、今度カノジョとデートするんですが、何処に行けばよいか分からなくて……、岸本さんなら、その辺詳しいかなと思って」

「カノジョって、あの凄く可愛い子だよね?」

「あ……はは、そうですね(嘘のカノジョだけど)」

「学校でも凄い噂になってるよ、不釣り合いなカップルだって。あ、ゴメン、本人を前に 笑」

「いえ、良いんです。本当の事だって、僕が一番良く分かってます」

「岡田なんて、地団駄ふんで悔しがってたよ『何で俺にカノジョいないのに森岡に居るんだー』ってね 笑」


「あはは……」

僕には笑う事しかできない。

「あ、デート場所だったね。そうだな……」

岸本は、少し考えを巡らせているようだった。

岸本の提案したプランは、次のようなものだった。
・鉄板の映画鑑賞 これはデート初心者にお勧めだ。
・水族館、動物園、植物園等の施設系、特に女の子は水族館が好きだ。
・美味しいものを食べに行く スイーツ好きな女の子には受けが良い。



検討した結、僕は水族館に行くことに決めた。

いよいよ、人生初のデートだ……。




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