この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不倫研究サークル
第5章 初デートはホロ苦く
水族館を出て、僕たちは江の島の方へ向かう。

「うわ~、富士山があんなに大きく見える」

国道と江の島を結ぶ歩道橋を歩きながら、右手に見える大きな富士山を指さした。

「ほんとだ、凄い大きく見える。頭の方にはまだ雪があるね」

歩道橋で立ち止まり、僕たちは大きく見える富士山をバックに写真を撮った。
いつものように小梢が撮って僕に送る。

いつしか、こうやって撮った写真が僕のスマホに蓄積されていた。


(今日、本物の恋人になって、これからもずっとアルバムを増やしていくんだ)


 僕は決意を新たにする。


江の島に渡ると、江の島神社の入り口は観光客でごった返していた。

「す、すごい人出だね……」

有料のエスカレーターで上の神社まで行けるのだが、そこも長蛇の列になっている。

「待っている間に、歩いて行けば上に行けるよ。歩いて行こう」

小梢はそう言ったが、彼女は服装に合わせてパンプスを履いている。上までかなり階段を上らなきゃいけないが大丈夫だろうか?

「大丈夫かな? 歩ける?」ちょっと心配な僕。

「大丈夫だよ。わたしたち若いんだから、歩こう」
そう言うと、小梢は僕の手を握り階段を上り始めた。

こうやって、さりげなく手を握れることが、僕は嬉しかった。

思わず、小梢のてを強く握ってしまう。
小梢も、応えるかのように握っている手の力を込めた……。




/200ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ