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不倫研究サークル
第5章 初デートはホロ苦く
江の島神社でお参りを済ませ、僕たちは展望タワーへと登った。
そこの入り口でもやはり長蛇の列で待たされたが、待った甲斐のある素晴らしい景色だった。
湘南の海岸や、富士山、遠く駿河湾まで見渡せる景色は絶景そのものだった。
もし、ここから夜景を見れたら、どんなにロマンチックだろうと思えた。
(も、もし……、小梢とずっと付き合えて、そして結婚を意識するようになったら、ここで夜景を見ながらプロポーズしよう)
などと、まだ先の未来のことまで考えていた。正式な恋人にもなっていないのに。
「圭君、どうかしたの?」
「ん? なにが?」
「なんだか、さっきからニヤニヤしてる 笑」
「あ、あはは、いや、あまりにも景色が良いので、つい嬉しくて」
(このタイミングで告白しても良かったかな、今ならスラスラと言えそうだ)
「こんな高い所から海を見渡せるなんて、田舎にいたときは考えもしなかったんだ」
不意に小梢が腕を絡めてきて、頭を僕の肩に預ける。
「わたし、今日の事、一生忘れないと思う。ありがとう圭君」
礼を言うのは僕の方だ。小梢のようなS級美少女が、こうして僕の隣にいてくれる。
こんな幸せは、生まれてきて一番のものだ。
「僕こそ、今日の事は忘れないよ……。僕こそ、ありがとう。小梢」
僕も首を傾けて、僕の肩に寄り添っている小梢の頭に頬ずりした。
嗅ぎなれている小梢のシャンプーの匂いが、潮の香りと交わって鼻に着いた。
ああ……、小梢が好きだ。
そこの入り口でもやはり長蛇の列で待たされたが、待った甲斐のある素晴らしい景色だった。
湘南の海岸や、富士山、遠く駿河湾まで見渡せる景色は絶景そのものだった。
もし、ここから夜景を見れたら、どんなにロマンチックだろうと思えた。
(も、もし……、小梢とずっと付き合えて、そして結婚を意識するようになったら、ここで夜景を見ながらプロポーズしよう)
などと、まだ先の未来のことまで考えていた。正式な恋人にもなっていないのに。
「圭君、どうかしたの?」
「ん? なにが?」
「なんだか、さっきからニヤニヤしてる 笑」
「あ、あはは、いや、あまりにも景色が良いので、つい嬉しくて」
(このタイミングで告白しても良かったかな、今ならスラスラと言えそうだ)
「こんな高い所から海を見渡せるなんて、田舎にいたときは考えもしなかったんだ」
不意に小梢が腕を絡めてきて、頭を僕の肩に預ける。
「わたし、今日の事、一生忘れないと思う。ありがとう圭君」
礼を言うのは僕の方だ。小梢のようなS級美少女が、こうして僕の隣にいてくれる。
こんな幸せは、生まれてきて一番のものだ。
「僕こそ、今日の事は忘れないよ……。僕こそ、ありがとう。小梢」
僕も首を傾けて、僕の肩に寄り添っている小梢の頭に頬ずりした。
嗅ぎなれている小梢のシャンプーの匂いが、潮の香りと交わって鼻に着いた。
ああ……、小梢が好きだ。