この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不倫研究サークル
第5章 初デートはホロ苦く
江の島神社でお参りを済ませ、僕たちは展望タワーへと登った。

そこの入り口でもやはり長蛇の列で待たされたが、待った甲斐のある素晴らしい景色だった。

湘南の海岸や、富士山、遠く駿河湾まで見渡せる景色は絶景そのものだった。

もし、ここから夜景を見れたら、どんなにロマンチックだろうと思えた。


(も、もし……、小梢とずっと付き合えて、そして結婚を意識するようになったら、ここで夜景を見ながらプロポーズしよう)

などと、まだ先の未来のことまで考えていた。正式な恋人にもなっていないのに。

「圭君、どうかしたの?」

「ん? なにが?」

「なんだか、さっきからニヤニヤしてる 笑」

「あ、あはは、いや、あまりにも景色が良いので、つい嬉しくて」

(このタイミングで告白しても良かったかな、今ならスラスラと言えそうだ)

「こんな高い所から海を見渡せるなんて、田舎にいたときは考えもしなかったんだ」

不意に小梢が腕を絡めてきて、頭を僕の肩に預ける。

「わたし、今日の事、一生忘れないと思う。ありがとう圭君」

礼を言うのは僕の方だ。小梢のようなS級美少女が、こうして僕の隣にいてくれる。


こんな幸せは、生まれてきて一番のものだ。

「僕こそ、今日の事は忘れないよ……。僕こそ、ありがとう。小梢」

僕も首を傾けて、僕の肩に寄り添っている小梢の頭に頬ずりした。
嗅ぎなれている小梢のシャンプーの匂いが、潮の香りと交わって鼻に着いた。


 ああ……、小梢が好きだ。




/200ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ