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不倫研究サークル
第5章 初デートはホロ苦く
「痛っ~」
展望台を降り、江の島神社の下まで階段を降りようとしたのだが、案の定、小梢が靴擦れを起こし、かがみこんでしまった。
靴を脱ぐと、かかとが赤く腫れあがっている。
「ありゃ~、これは痛そうだね……。そうだ!」
僕は、カバンの中に持ち歩いている絆創膏を取り出した。
「小梢、ちょっと僕の肩に掴まって」
僕はしゃがみ、小梢のかかとに絆創膏を貼った。小梢はバランスを保ちながら、僕の肩に掴まる。
小梢の足は、白く細くて華奢な感じだった。いつまでもこの足に触っていたい……。邪《よこしま》な感情が沸き上がるのを必死で抑え込む。
本番は、この後だ。
今日一番の重要なミッション、それを遂行しなければ……。
「これでどうかな?」
小梢は、僕に掴まったまま、脱いでいた靴を履くと、その場でトントンと足踏みして見せた。
「うん、大丈夫そう。ありがとう圭君」
(よし! これで益々僕のポイントは上がったぞ!)
早く下に下りたいと気持ちが逸った。
展望台を降り、江の島神社の下まで階段を降りようとしたのだが、案の定、小梢が靴擦れを起こし、かがみこんでしまった。
靴を脱ぐと、かかとが赤く腫れあがっている。
「ありゃ~、これは痛そうだね……。そうだ!」
僕は、カバンの中に持ち歩いている絆創膏を取り出した。
「小梢、ちょっと僕の肩に掴まって」
僕はしゃがみ、小梢のかかとに絆創膏を貼った。小梢はバランスを保ちながら、僕の肩に掴まる。
小梢の足は、白く細くて華奢な感じだった。いつまでもこの足に触っていたい……。邪《よこしま》な感情が沸き上がるのを必死で抑え込む。
本番は、この後だ。
今日一番の重要なミッション、それを遂行しなければ……。
「これでどうかな?」
小梢は、僕に掴まったまま、脱いでいた靴を履くと、その場でトントンと足踏みして見せた。
「うん、大丈夫そう。ありがとう圭君」
(よし! これで益々僕のポイントは上がったぞ!)
早く下に下りたいと気持ちが逸った。