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Devil Temptation
第10章 天使と強行突破
朝、目覚めるとコーヒーのいい匂いとトーストの焼ける匂いがした。リビングにはエプロン姿の杏が朝食を並べていた。
「おはようございます」
俺は寝ぼけた声を絞り出した。
「おはようございます。いいタイミングです。丁度トーストも焼けたところです。顔洗って
きてください。朝食にしましょう。」
杏は至って若々しく元気だった。昨夜の事も全く?余韻を引っ張っていなかった。俺としては、少し寂しい気もするが。
朝食を食べると、床屋に行く事を勧められた。確かに前回の髪を切った記憶が無い。俺は杏に勧められたように久しぶりの床屋に出かけた。杏はその間、片付けと出発の準備をしておいてくれた。杏は素晴らしい秘書であり、最高のビジネスパートナーであるのは間違いない。
羽田から新千歳に行き札幌市内でホテルをとってスーツに着替えた。そしていざ出陣。始めは北海道の民芸品を取り扱う会社だが、現在国外に販売ルートを持っていない。そこに我々の考えが上手くはまった。取引き契約は1時間程で成立。これは一重に杏の笑顔とプレゼン能力の賜物といえる。これでホテルに戻ってゆっくりと思いきや、今日の内に新潟に移動すると言う。流石切れ物のビジネスレディだな。
新潟に午後4時に到着。今夜はここに宿泊と聞いて、ほっとした。部屋は小部屋二つにリビングというマンションのような作りのホテルだった。ロイヤルスイートとか期待したが、呆気なく敗退。さすがビジネスレディ!
「ロイヤルスイートとか期待してました?」
とまで見抜かれる始末。やっぱり杏はスーパーレディだな。
結局何事も無く?朝を迎え、新潟での商談を無事終えて、次は長野松本に移動した。そこでも休息と荷物を預ける為にホテルをとった。万が一商談が長引いた場合は宿泊する予定だったが、我がスーパーレディは予定通り事を運んで名古屋へ移動した。
「社長、申し訳ありません。ここはロイヤルスイートしか空が無くて」
「問題ないですよ」
「おはようございます」
俺は寝ぼけた声を絞り出した。
「おはようございます。いいタイミングです。丁度トーストも焼けたところです。顔洗って
きてください。朝食にしましょう。」
杏は至って若々しく元気だった。昨夜の事も全く?余韻を引っ張っていなかった。俺としては、少し寂しい気もするが。
朝食を食べると、床屋に行く事を勧められた。確かに前回の髪を切った記憶が無い。俺は杏に勧められたように久しぶりの床屋に出かけた。杏はその間、片付けと出発の準備をしておいてくれた。杏は素晴らしい秘書であり、最高のビジネスパートナーであるのは間違いない。
羽田から新千歳に行き札幌市内でホテルをとってスーツに着替えた。そしていざ出陣。始めは北海道の民芸品を取り扱う会社だが、現在国外に販売ルートを持っていない。そこに我々の考えが上手くはまった。取引き契約は1時間程で成立。これは一重に杏の笑顔とプレゼン能力の賜物といえる。これでホテルに戻ってゆっくりと思いきや、今日の内に新潟に移動すると言う。流石切れ物のビジネスレディだな。
新潟に午後4時に到着。今夜はここに宿泊と聞いて、ほっとした。部屋は小部屋二つにリビングというマンションのような作りのホテルだった。ロイヤルスイートとか期待したが、呆気なく敗退。さすがビジネスレディ!
「ロイヤルスイートとか期待してました?」
とまで見抜かれる始末。やっぱり杏はスーパーレディだな。
結局何事も無く?朝を迎え、新潟での商談を無事終えて、次は長野松本に移動した。そこでも休息と荷物を預ける為にホテルをとった。万が一商談が長引いた場合は宿泊する予定だったが、我がスーパーレディは予定通り事を運んで名古屋へ移動した。
「社長、申し訳ありません。ここはロイヤルスイートしか空が無くて」
「問題ないですよ」