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秘蜜のバイト始めました
第3章 え? 女の人とするの?
「ふ~、紗栄子ちゃん、ありがとう、良い動画が作れそう」

「私も、たのしかったです~」

「杏果さん、なんだか、人格変わってましたね」

私は思い出して、キャッキャッと笑った。

「ああでもしないと、素をだしていたら、バカバカしくてやってられないのよ」と杏果も笑う。

「ビール無くなったわね、そうだ、紗栄子ちゃん日本酒は飲んだことある?」

「いえ、ないです」

「美味しい日本酒があるのよ、少し飲んでみない?」

「はあ、じゃあ、ちょっとだけ」

杏果はいキッチンの方へ行くと、透明の液体が入った小さなグラスを手に戻ってきた。

「はい」と手渡されたグラスに、私は一口飲んでみる。

「ぐえ、に、苦いです~杏果さん」

「ふふふ、お子様ね」むせる私を見て、杏果が妖しく笑う。


「ねえ、紗栄子ちゃん、今日、海くんの精液を飲んだでしょ」

そう言いながら、杏果は紗栄子にピタリと身体をくっつけてきた。

「どんな味だった?」

杏果の息が、顔にかかる……

お酒の酔いもあって、私は身体が火照てくる感じがしてきた。

「せ、精液……の、味……」

昼間の撮影を思い出すと、上ずった気分はさらに増した。


(そう言えば、思わず口に入れて飲んでしまったけど……どんな味だったっけ?)


海の彫刻のようなペニスを思い出し、私は身体の芯が熱くなってくるのを感じた。




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