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第4章 え？　三人でするの？

メラメラと杏果の目に妖しい炎が宿る。

「撮影のものじゃないでしょ。彼の精液ね」

そう言うと、杏果は私に覆いかぶさり、両の足の間に顔を埋めてきた。

「ああ～、杏果さん、そこには……」

杏果は、私の股に顔を埋めて、クンクンと臭いを嗅いだ後、今度は指を入れてきた。

「あう！　杏果さん、急にそんなことしたら、刺激が強すぎます～」

やがて、指を抜き取った杏果は、その指の匂いを嗅ぐと私の前につきだした。

「まだ、膣の中に精液が残っているわ」

そう言いながら、さっきまで紗栄子の中に入っていた指で私の唇を開き、歯の上でゆっくりとピアノのグリッサンド奏法をさせてみせる。

そして、少し歯を開けると、その奥にある舌と絡ませた。

ねっとりと、丹念に舌と指が絡み合う。


「ああ～、杏果さん、海の精液の味がします」

「彼の精液を飲んだの？」

私は、首を横に振る。

「今日は全部、膣中に出してもらいましたが、出してもらった後に海のペニスは舐めてません」

「最初の撮影の時の味を、思い出したんです」

「ダメじゃないの、海くんの事が好きなんでしょ？　ちゃんとお掃除してあげないと」

「ああ～ん、ごめんなさい、海……」身もだえする私。


「彼が残していった精液、私が全部吸い出してあげるから、飲みなさい」

そう言うと、杏果は私の花弁の奥をミツバチが蜜を吸うかのように、吸った。

ズズズジュル～～～

肉と滑りが震え、共鳴する音が、寝室に響いた。


「きゃ～～、杏果さん、それ、激しすぎる！　ヤメテーーー」


私は、腰を大きくくねらせ逃げようとするが、鍛えられた杏果の腕力には敵わない。

あまりの刺激に、私は海に散々イカされたというのに、またも絶頂を迎えてしまった。

私は、ビクン、ビクンと身体を跳ねたかと思うと、ガクッと崩れ落ちた。

すると、肩で息をする私の唇を、さっきまで花弁の奥を吸っていた杏果の唇が塞いだ。

ング、ング、二人の舌がお互いの口の中を交差する。

杏果が吸い込んだ蜜は、杏果と私の唾液で中和され、二人の喉の奥に流れ込んでいった。


「ヒドイです……杏果さん……」

ぐったりとして、私はようやく、それだけ言った。