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秘蜜のバイト始めました
第4章 え? 三人でするの?
乱れていた呼吸が整うと、私はむくりと起き上がり、乱れていた髪を整える。

そして、杏果に迫った。

「杏果さん、今度はわたしのターンですね、十倍返ししますよ」

「あら、怖い、どんなことをしてくれるのかしら?」

既に、杏果も私を攻めている最中に全裸になっていた。


私も杏果の弱点は知り尽くしている。

胸筋部から腋にかけて、この部分を刺激されると、杏果は異常に興奮する。だが、直ぐにはそこへは到達しない。

先ずは、杏果の硬い乳房をゆっくりと解すところから始める。

杏果は、乳房をぎゅうっと掴まれることを嫌う。男がやりがちな行為が嫌いなのだ。

かつてアダルトビデオに出演していた時に、男優に嫌いな行為をされたことが多少なりとも影響しているようだ。

だから、私は指二本で摘まむように刺激を加えていく。

強弱を付けながら、おわん型の綺麗な乳房を、少しずつ解していく。

すると、杏果の呼吸は徐々に荒くなる。胸をせり出し、自分の感じる部位を触って欲しいとおねだりする。

でも、直ぐには触ってやらない。

杏果が『お願い』するまで焦らすのだ。


「はあ~ん、紗栄子ちゃん、触って欲しいの」

「何をですか? 杏果さん」

「ああ~ん、分かってるくせに、焦らさないで……」

「杏果さん、どうして、さっき怒ってたんですか?」

「だって、妬けたんですもの、紗栄子ちゃんが他の男にイカされたかと思うと」

「どうして、わたしがイカされたって、分かったの」


私は、徐々に杏果の感じる部分へ、指を近づける。
杏果の身体が、期待にビクビクと震える。


「私には分かるのよ、紗栄子ちゃんが気持ち良くなった顔を一番見てるのは、私なんだから……ああ……お願い、触って」


「じゃあ、わたしが海と付き合っても反対しない?」

「ああ~~、そ、それは……」

「いやなんですか?」

「だって、私はどうなるの? 紗栄子ちゃんと別れるなんて、イヤよ」


確かに、私も杏果とは別れたくない。


「分かったわ、じゃあ、ここに海くんを呼んで三人で住みましょ、私にできる譲歩はそこまでよ」

「杏果さんは海とはエッチさせませんよ」


「私は、別れた男とはセックスしないのよ」




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