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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
「は…ぁ……っ」
足をマッサージしている豊先輩の手が、足首へ、ふくらはぎへと少しずつ上がっていく。
充輝先輩も、指先で撫でるように膝の裏に触れていた。
「頑張って」
浴衣が肌に擦れる感触に、先輩たちの手の動きに、体がむずむずと疼いて吐息が零れる。
「そのまま、吸って…」
首筋に熱い息がかかる。
甘く震える体を必死に堪えて、ちゅっと首筋を吸った。
「もっと強く…」
少しだけ長めに肌を吸い、窺うように高志先輩を見上げる。先輩は射るような視線で私を見下ろすと、薄く形の良い唇の端を微かに吊りあげた。
「痕、ついてないよ」
充輝先輩が私の髪を撫でながら、耳たぶを口に含む。
「もっと強く吸ってあげないと」
「…っ、ん…はぁ……む、り…っ」
胸が苦しくなるくらい強く吸っても、高志先輩の首筋はほんのりの色づいただけだった。
足をマッサージしている豊先輩の手が、足首へ、ふくらはぎへと少しずつ上がっていく。
充輝先輩も、指先で撫でるように膝の裏に触れていた。
「頑張って」
浴衣が肌に擦れる感触に、先輩たちの手の動きに、体がむずむずと疼いて吐息が零れる。
「そのまま、吸って…」
首筋に熱い息がかかる。
甘く震える体を必死に堪えて、ちゅっと首筋を吸った。
「もっと強く…」
少しだけ長めに肌を吸い、窺うように高志先輩を見上げる。先輩は射るような視線で私を見下ろすと、薄く形の良い唇の端を微かに吊りあげた。
「痕、ついてないよ」
充輝先輩が私の髪を撫でながら、耳たぶを口に含む。
「もっと強く吸ってあげないと」
「…っ、ん…はぁ……む、り…っ」
胸が苦しくなるくらい強く吸っても、高志先輩の首筋はほんのりの色づいただけだった。