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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
繋がったまま体を起こされて、胡坐をかいた高志先輩の上に座らされた。

「っう…あ、やぁ……っ」

苦しくて前に倒れ込む私を、充輝先輩と豊先輩が両側から支える。
背中を反らしたまま高志先輩にもたれかかり、一心不乱に首を左右に揺らした。けれど、自分のその動きが震動となって、体の中心を刺激する。

む、り……

「真帆…、」

耳元で、充輝先輩の優しい声がする。

「前を見て。それが四個目だよ」

まえ…?

薄らと目を開いてすぐに心臓が大きく跳ね上がり、慌てて顔を背けて瞼を閉じる。

「や…っっ」

「ダメだよ。ちゃんと見ないと」

豊先輩が私のあごに手を添えて、顔が正面を向くように持っていった。

「ほら、目を開けて」

充輝先輩の声はどこまでも優しい。
それでも、恥ずかしくて目を開けられない。

「罰ゲームするって言ったの、嘘だった?」

少し傷ついた豊先輩の声に胸が締めつけられるように痛んで、小さく首を左右に動かした。
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