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ご褒美のあとは
第3章 カードゲーム
ドックン…ドックン……
鼓動が耳鳴りみたいに響いていた。
ゆっくりと紐を解く手は震えていて、しかも視界がぐにゃぐにゃしていてよく見えない。
それでも、何とか結び目を解くことができた。
しゅるり……
紐を抜き取る音が思いの外大きく聞えて、心臓が一層激しく鳴りだす。
ドックン…ドックン……
喉がからからに渇いて、眩暈がひどくなって、一人じゃ体を起していられない。
高志先輩にくたりともたれかかって、ぎゅっと目を瞑る。
怖くて、恥ずかしくて確かめれないけれど、先輩たちの熱っぽい視線を痛いくらいにはっきりと感じていた。
高志先輩が自分から触ってしまわないように慎重に私を支えながらも、何度も唇を舐めていることも。
お尻に、硬いものが当たっていることも……
自分のことはわけが分からなくなっているのに、そういうことだけは感じ取っていた。
体ががくがくと震えて、高志先輩の膝から逃げ出したいのに、足の間に痛いくらい熱がこもっていく。
鼓動が耳鳴りみたいに響いていた。
ゆっくりと紐を解く手は震えていて、しかも視界がぐにゃぐにゃしていてよく見えない。
それでも、何とか結び目を解くことができた。
しゅるり……
紐を抜き取る音が思いの外大きく聞えて、心臓が一層激しく鳴りだす。
ドックン…ドックン……
喉がからからに渇いて、眩暈がひどくなって、一人じゃ体を起していられない。
高志先輩にくたりともたれかかって、ぎゅっと目を瞑る。
怖くて、恥ずかしくて確かめれないけれど、先輩たちの熱っぽい視線を痛いくらいにはっきりと感じていた。
高志先輩が自分から触ってしまわないように慎重に私を支えながらも、何度も唇を舐めていることも。
お尻に、硬いものが当たっていることも……
自分のことはわけが分からなくなっているのに、そういうことだけは感じ取っていた。
体ががくがくと震えて、高志先輩の膝から逃げ出したいのに、足の間に痛いくらい熱がこもっていく。