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体育倉庫のハイエナ
第3章 3
ところで――これも今のうちに告白しておくと――レンヤやマサムネが遊び半分で女子を犯すのは、何もこれが初めてじゃない。
校内で適当に見繕った女子を、もう四人くらい犯している。奈津子は五人目だ。
その手順はいつも同じで、次のようなものだ。
☆☆☆☆☆
まずはレンヤかマサムネが、自分が犯したい女子――つまりは“獲物”を選んで、その女子の名前を僕に告げる。
僕はその“獲物”にラヴレターを送って、人気のない時間に人気のない場所に彼女を呼び出す。
然るべき時間と場所は、やっぱり下校時刻直前の、その体育倉庫が最適だった。
僕たちの高校――私立○○学院高校は、L市郊外の高台の上を独占して建っている。
周囲には住宅やその他、人気を窺わせるものは全くない。
そして体育倉庫は、校門を入ってすぐのところに建ち並んでいる校舎棟とは、広いグラウンドを挟んで、真逆のところに位置している。
つまり下校時刻さえ過ぎれば、その体育倉庫でどれだけ賑やかに騒いでも、また"獲物"がどれだけ泣き叫んでも、誰かの耳に届く可能性は皆無だった。
校内で適当に見繕った女子を、もう四人くらい犯している。奈津子は五人目だ。
その手順はいつも同じで、次のようなものだ。
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まずはレンヤかマサムネが、自分が犯したい女子――つまりは“獲物”を選んで、その女子の名前を僕に告げる。
僕はその“獲物”にラヴレターを送って、人気のない時間に人気のない場所に彼女を呼び出す。
然るべき時間と場所は、やっぱり下校時刻直前の、その体育倉庫が最適だった。
僕たちの高校――私立○○学院高校は、L市郊外の高台の上を独占して建っている。
周囲には住宅やその他、人気を窺わせるものは全くない。
そして体育倉庫は、校門を入ってすぐのところに建ち並んでいる校舎棟とは、広いグラウンドを挟んで、真逆のところに位置している。
つまり下校時刻さえ過ぎれば、その体育倉庫でどれだけ賑やかに騒いでも、また"獲物"がどれだけ泣き叫んでも、誰かの耳に届く可能性は皆無だった。