この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
体育倉庫のハイエナ
第29章 29
 そしてマモルが出題し、奈津子が臨んだ九問目の問題は、きっと奈津子にとって最も屈辱的なものだっただろう。

「では、第九問です……レンヤの経験人数は、何人でしょうか?」 

この問題に、奈津子はしばしの思考を経て、こう答えた。

「えっと…十人くらいですか?」

 レンヤが類稀なる美男子であることを勘案して、高校三年生の経験人数としては妥当なところかも知れない。

 正解は、レンヤ自身が発表した。

「六十人くらいかな?…まあ何にせよ、五十人は超えてるよ…」

 僕が思うに――もしも今より他の機会だったら、奈津子は深く傷付いていただろう。

 例え一時であれ、奈津子はこの敬白極まりない男に、純粋な“恋”をしてしまったのだから。

 しかし幸か不幸か、今の奈津子に傷付く余裕は、ないみたいだった。

 それよりも恐ろしい事態が、その身に迫っていたからだ。

 九問目の不正解を経て、マサムネがまた腰を沈め――とうとうその時が到来した。

「いやああぁぁぁぁッッ!いやぁぁッッ!いやぁぁぁ!いやあああぁぁぁ!」

 喉が焼き付きそうな悲鳴を上げる奈津子の顔に、マサムネの尻が、ドスンと重なった。

「いやああぁぁ―――ふぐううぐぅぅぅ!!んんんぐぐぐッッ!」

 奈津子の口元が尻に閉ざされ、そこから上げる悲鳴が、途端にくぐもる――それでも奈津子は悲鳴を上げることを諦めなかったけど。
/267ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ