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体育倉庫のハイエナ
第6章 6
そんな二人の愛撫を受けている、奈津子はといえば――――
一見したところでは、やはり相変わらずだった。
体はガクガクと震えているし、唇もガクガクと震えているし、その目からは涙が止め処なく、溢れ出していた。
きっとまだ、犯される覚悟は出来ていないんだろう。
でも、さっきまでけたたましかった泣き声を、奈津子はずいぶん治めていた。
時々、思い出したように嗚咽をこぼしたり、しゃくりあげるくらいだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
奈津子が泣き声を治めた理由は、わざわざ検討してみる必要もない。至って、明白だ。
迂闊に泣き声を漏らすと、そこにだらしない喘ぎ声が、一緒に交じってしまうからだ。
考えてみれば、『たっぷり焦らされた』挙げ句、図らずも勃起させてしまった乳首に、今まさに(奈津子が望んでいるかどうかとは別に)愛撫を受けているのだ。
乳首を震わされて、乳首を転がされて、奈津子が感じていない、訳がない。
だから今、体や唇が震えているのも、半分は屈辱感と恐怖によってもたらされているものなんだろうけど、きっと残りの半分は、乳首に与えられている快感がそうさせてるんだろう。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
一見したところでは、やはり相変わらずだった。
体はガクガクと震えているし、唇もガクガクと震えているし、その目からは涙が止め処なく、溢れ出していた。
きっとまだ、犯される覚悟は出来ていないんだろう。
でも、さっきまでけたたましかった泣き声を、奈津子はずいぶん治めていた。
時々、思い出したように嗚咽をこぼしたり、しゃくりあげるくらいだ。
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奈津子が泣き声を治めた理由は、わざわざ検討してみる必要もない。至って、明白だ。
迂闊に泣き声を漏らすと、そこにだらしない喘ぎ声が、一緒に交じってしまうからだ。
考えてみれば、『たっぷり焦らされた』挙げ句、図らずも勃起させてしまった乳首に、今まさに(奈津子が望んでいるかどうかとは別に)愛撫を受けているのだ。
乳首を震わされて、乳首を転がされて、奈津子が感じていない、訳がない。
だから今、体や唇が震えているのも、半分は屈辱感と恐怖によってもたらされているものなんだろうけど、きっと残りの半分は、乳首に与えられている快感がそうさせてるんだろう。
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