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体育倉庫のハイエナ
第13章 13
 ちゃぷ、ちゃぷ、ぴちゃぁぁ、ちゃぷん…ちゅぱぁぁ…――

 長靴を履いた幼い子供が、水溜りの中に立ってはしゃいでいるようなその音は、言うまでもなくレンヤの口元と、奈津子の秘部が響かせている音だ。

 たっぷりと愛液を湛えた秘部にレンヤが吸い付き、秘裂に舌を突っ込み、そこから愛液を掻き出している音だ。

     ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 

 時にレンヤは、濃密な愛撫を施しながらも、その視線は常に奈津子の顔に向けられている。

 一方で奈津子はといえば、レンヤの舌先に視線を集中させようと、束の間は努力しているみたいだ。

 でも、自分の秘部の上で華麗に踊る、レンヤの舌を見つめているうちに、やがてはウット
リと微笑んで、恍惚が視線を一点に集中させることすら許さないのか、程なくして秘部から視線を外してしまう。

 そして「ハァ、ハァ、ハァ」と、熱に魘されているような息遣いに、時折、「あっ、あぁ
ん…」という細やかな喘ぎ声をのせて、繰り返す。

 するとレンヤが、穏やかな口調で、奈津子を叱咤する。

「奈津子、こっちを見て…」

「はい、先輩…」

 そこで奈津子は素直に返事をして、改めて視線を自分の秘部に向けるのだけれど、しばし後にはまた、そこから目を背けてしまい、そんな奈津子をレンヤがまた叱咤する。

 この一連の流れを、奈津子はもう何度も繰り返していた。 

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