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第14章 １４

　一方、レンヤはしばし肛門にキスを与えた後、奈津子にある注文を出した。

「奈津子、お尻の穴に力が入って、小さく萎んでる…お尻の穴から、力を抜いて」

「はい…こう、ですか…？」　

　奈津子はその指示には、素直に従ったみたいだった――けど、レンヤがそこで新たに加えた次の指示には、多少の戸惑いを見せた。

「奈津子…お尻の穴を、膨らませてみな…？」

「え…？で、でも、それはちょっと、怖い…」

　奈津子が怖がるのも無理はない。何故ならレンヤの指示に従うには、否応なく用を足す時の要領を用いざるを得ないからだ。
　
　当たり前の話だけど、不注意は許されない――でもレンヤは、奈津子の勇気を煽った。

「怖がらないで、やってごらん…？大丈夫だから…俺、どうしても奈津子の膨らんだお尻の穴、見てみたい…奈津子の何もかもを知りたいんだ……」

　レンヤに唆されて、そこで奈津子も、細やかな覚悟を決めたようだった――小さく頷いて、レンヤの指示に従ったみたいだ。