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体育倉庫のハイエナ
第14章 14
「うわぁ…」

 レンヤが、淡い歓声を上げた。

 その後、奈津子が膨らませた肛門を、何か眩しいものでも眺めるみたいに、目を細めて見つめて、仰々しくそれを褒め称えた。

「メチャクチャ可愛い、お尻の穴だよ……何だか綺麗な指輪が、ここにあるみたい……ヤバい、見てるだけで俺、ドキドキしてきた……可愛すぎるよ……」

「あ、あんまりジッと見つめないでくださいっ……は、恥ずかしいですよぉ…」

 奈津子は多少焦った様子を見せて、空かさずレンヤにそう訴えた。

 でも奈津子の顔には存分の照れ笑いとともに、肛門を見つめられることが満更嫌でもないような表情が、仄かに浮かんでいた。

 やがてレンヤが、奈津子に言った。

「奈津子、くすぐったくても、絶対にお尻の穴を萎めちゃダメだよ…?俺のことが本当に好きだったら、どんなにくすぐったくてもガマンしてね…」

「はい、レンヤ先輩っ!」

 奈津子はレンヤの指示に、ちょっと滑稽に思われるほど、力強く頷いた。

 然る間に、レンヤが奈津子に見せつけるように、唇を窄めた。

 その尖った唇の先から、キツツキのようにも見える具合で、舌を激しく出し入れして、それをやはり奈津子に見せつける――見せつけながら、その口元を徐々に肛門に近づけていった。

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