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体育倉庫のハイエナ
第15章 15
「奈津子、もうイキたくなっちゃったの?」
 
 肛門に添えた唇で、まるで『子供に話しかける大人』のような口ぶりで、レンヤが奈津子に聞いた。

「はい、イキたくなっちゃいましたぁぁぁ…」

 その子供に話しかけるようなレンヤの口ぶりに、自ずと応じてしまったのか、そう答えた奈津子の口調も、まるで『大人に話しかけられた子供』のようだった。

 以降、二人はその“大人”と“子供”のような口調をそれぞれ保って、会話を続けた。

「もうイキたくなっちゃうなんって……奈津子はエッチだね……」

「だって、レンヤ先輩のキス、とっても素敵だったんだもん……あんな素敵なキス、お尻の穴にされたら、どんな女の子だってコーフンして、イキたくなっちゃう……」

「フフフフ…そっか…じゃあ、今度は他の女の子にも、してみようかな……?」

「それはダメ~っ!……レンヤ先輩がキスしていいのは、私だけ…私の、お尻の穴、だけ……」
 
 今のそんな二人が醸し出す雰囲気は『イチャイチャしている』ようで、やっぱり本物の恋人同士にしか見えない(無論、奈津子がそのつもりなのは言うまでもないけど)。

「じゃあ、奈津子も他の男に、キスさせちゃダメだよ…?奈津子のお尻の穴は、俺だけのものなんだから…」

 と、そこでレンヤが二回、柔らかく肛門に吸い付いて、奈津子も二回小さく喘いだ。

「――ちゅッ、ちゅッ!――」

「あんっ、あぁんっ……」

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