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体育倉庫のハイエナ
第18章 18
 長いこと快感にはしゃいだせいで噴出した汗と、やはり長く愛液が溢れ出す秘部を真上に向けていた挙げ句、そのから流れ落ちた愛液を否応なく浴びて、絶頂に達した際の奈津子の体はビショビショに濡れていた。

 今、奈津子はその汗と愛液に塗れた体を、マットの上に仰向けに横たわらせている。

 ぼんやりと天井を見つめているけど、その目はやっぱり虚ろで、口元には淡い笑みが漂っていた。

 もしかしたらまだ、奈津子の意識も肉体も、絶頂の余韻を漂っているのかも知れない。

 一方でレンヤは、その体を奈津子の上に重ねて、絶頂を迎えたばかりの奈津子の体に、指と唇を使って愛撫を施していた。

 奈津子の太ももや脇腹を撫でながら、絶頂を経てようやく勃起の治まった乳首や、バストの谷間、汗に濡れて光る首筋、そして唇にそっと口づけする。

 奈津子の呼吸は、いまだ十分に乱れていたけど、レンヤが唇を重ねた時は、奈津子もおもむろに唇をそっと突き出した。

 そんな二人は、やっぱり恋人同士に僕には見えて、今のところレンヤの計画――奈津子を本気にさせておいてから犯す――が順調に進行している確信を、僕は得た。
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