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セレナーデ
第5章 5 夜
優樹は和奏のはす向かいのソファーに座り「ねえ。ちょっと聞いてくれよ」と無垢な瞳を見せた。
「ん?何。いいよ。」
「この前さあ」
優樹は両親の寝室を覗いた話をする。
和奏は苦々しい気持ちで聞いていた。
「なんかお父さんが知らない人に見えたよ」
「うちママ死んじゃってるからさ。気にしたことないな」
「ん……」
少しの沈黙の後また優樹が和奏に訊ねた。
「ねーちゃんはセックスどう思う?そりゃ気持ちいいけど、あんなお父さんみたいになるのって信じらんないや」
和奏はぎょっとして「あんた。もう経験あんの?」と、驚いて聞いた。
「え。あるよ。でも俺、遅い方じゃないかなあ。」
「ああ、そうなの……」
四歳しか違わないのにイマドキの奴は……と和奏は思いながら言った。
「愛情の問題じゃないの?直樹おじさんと緋紗ちゃん誰が見てもラブラブじゃん」
「そうか。気持ちなのか」
妙に納得しながら優樹は頷いていた。
「ん?何。いいよ。」
「この前さあ」
優樹は両親の寝室を覗いた話をする。
和奏は苦々しい気持ちで聞いていた。
「なんかお父さんが知らない人に見えたよ」
「うちママ死んじゃってるからさ。気にしたことないな」
「ん……」
少しの沈黙の後また優樹が和奏に訊ねた。
「ねーちゃんはセックスどう思う?そりゃ気持ちいいけど、あんなお父さんみたいになるのって信じらんないや」
和奏はぎょっとして「あんた。もう経験あんの?」と、驚いて聞いた。
「え。あるよ。でも俺、遅い方じゃないかなあ。」
「ああ、そうなの……」
四歳しか違わないのにイマドキの奴は……と和奏は思いながら言った。
「愛情の問題じゃないの?直樹おじさんと緋紗ちゃん誰が見てもラブラブじゃん」
「そうか。気持ちなのか」
妙に納得しながら優樹は頷いていた。