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セレナーデ
第5章 5 夜
 さっぱりした優樹は二階の部屋にあがろうと階段をのぼりかけ、ロビーにいる和奏を見かけた。
どうやらライン中のようだ。あまり楽しくないのか難しい顔をしている。
何秒か見ているとスマートフォンをバフっとソファーに叩くように置いた。

「どうかしたの?」
「ああ。優樹。別にね」
 不機嫌そうだ。
「また彼氏と喧嘩?」
「まあね」
「もっと彼氏も大事にしてやれば。いつものあれでしょ」
「どっか行こう行こううるさいのよね。夏だからってさ」
 和奏はペンションを優先にするため男からよく不満を言われているようだ。

「和夫おじさんはもっと遊んでもいいよって言ってるじゃん。俺も手伝ってるしさ。彼氏とどっか旅行でも行けば」
「いいのよ。別に行きたいことなんかないし。優樹こそ彼女、怒んないの?うちでバイトばっかりして」
「家事手伝いって言ってある」
 はあっと和奏はため息をついて「お互いに人のことは言えないよね」 と頭の後ろで手を組んだ。
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