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イキ狂う敏腕社長秘書
第5章 【妖艶にして耽溺】
高そうなドレスなのに………
しかも高級車だよ。
私……移動しながら何やってんだろう。
下唇を甘噛みし震えに耐える。
明里さんは社長の奥さまで……
私はその社長と不倫関係で……
でも今は奥さまの明里さんにイかされまくってる。
何とも説明し難い歪なトライアングル。
明里さんは自分でも言っていた。
男でも女でも両方いける両性愛者、バイセクシュアルなんだって。
特に女2人と男1人の3Pが大好物だそうで……
恥ずかしくて最後まで聞けなかった。
いや、聞くに耐えなかったと言った方が正しい。
「安心して?あの人とはそんなプレイ一切してないから」
聞いてもいないのにわざわざ教えてくれた。
顔にモロ出てたのかな。
そんなプレイじゃなきゃ………
「普通のセックスはしてたわよ?でも普通過ぎて満足しなかったけど、上手いのはわかった。上手いでしょ?あの人」
「え………」
そんな事言える訳ないじゃない。
「妬ける?良いのよ、正直になって」
ピッタリ隣にくっついて後部座席に座る私たち。
肩を抱いて髪に触れている。
「よくわかりません……明里さんに妬いているのか、社長に妬いているのか」
「私は妬いてるわよ」
「えっ!?」
口調から怒ってるのかと思えば優しく笑ってくれてる。
「あの人や関係をもった2人は美雨のイキ顔見てるんでしょ?本当は監禁でもしたいくらいだけどどんどん綺麗になっていく美雨をもっと見たいって思ってるから今は泳がせてる」
「え、えぇ……?」
こんな関係築いてるのは社長の目を欺く為なんじゃ…?
「勿論軸はブレてないわよ?でも美雨が予想以上に動いてくれるから嫉妬しちゃったじゃない……どんどん綺麗になって雄を誘惑して…甘い蜜吸わせてんでしょ?」
「そんな大したことしてないです」
「大したことよ……だからその身体に意地悪したくなる……男の上で腰振るより気持ち良いこと教えてあげるわね」
ゴクリ…と生唾を呑む。
明里さんが言うともの凄くリアリティーがあって怖い。
「さ、着いたわ」
今日の目的地は初めて足を降ろす場所。
こんな華やいでいるところがあったなんて知らなかった。