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イキ狂う敏腕社長秘書
第6章 【錯綜していく感情】
わかってる………マコさんが言おうとしてること。
それが最初の約束だし私自身が決めてやってることだから。
イレギュラーは罰せられる。
それこそマコさんを取り上げられるかも知れない。
不倫の代償がそれなんだ。
そんなの私が耐えられない。
だから従う………2人が一緒になれるまで。
「頃合いを見て真実を告げよう、それまではこのままの関係で居るしかないの」
「はい、わかりました……でも私の気持ちちゃんと伝えたかったので勢い余ってプロポーズになっちゃいましたけど」
「嬉しいよ……夢みたい」
「いつか夢から現実にしましょうね」
「うん、約束する」
また優しいキスが降り注いで2人の愛を確かめ合った。
見た目は百合カップルで、
結婚まで約束して、
でも不倫は続行しなければならなくて、
守る為に違う誰かに抱かれなければならない。
「絶対に約束して?どんなに動けなくなった私でも……最後はマコさんに抱いて欲しい」
「絶対に駆けつけて上書きするよ」
「最後の景色は…マコさんじゃなきゃ嫌です」
「嗚呼もう…!」と激しく唇を塞がれスカートの中に手を入れてきた。
お願い……今日は何度でも抱いて。
噛み付いてもいい。
赤い印たくさんつけてよ。
私の中に焼き付けて。
他の人に抱かれても忘れることがないくらい。
マコさんでいっぱいにして。
泣きながら絶頂した日。
私たちは2人にしかわからない大切な約束を交わした。