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イキ狂う敏腕社長秘書
第7章 【妬み、汗、涙】
イかせた私も興奮が冷めず身体を舐め回してしまう。
うつ伏せになってもらってアナルからお尻……綺麗な背中のラインまで。
前の胸も揉みほぐしながら乳首を勃たせて耳の中も舌を入れる。
「興奮してるの?」
そう聞かれ答える余裕もないほど明里さんの身体を慾る。
自分の性的興奮した際の息遣いで更に高揚するのだ。
もっと堪能したい。
剥がしたい。
「待って美雨、あまり時間ないの」
ズルい……逃げるんですか?
焦る気持ちから強引にキスしてしまう。
発情している私は激しく舌を絡ませる。
「美雨からのこんな熱烈なキス貰えて嬉しいよ」
余裕のある顔つき。
私だけが空回りしている気になった。
頬を撫でる手にもキス。
ギュッと握り締める。
真逆の私は余裕もなく離れたくない気持ちが先走る。
「社長やマコさんにもそんな顔見せてますか?セックスしてる時の顔…でしたか?」
「どうしたの?それ以上に感じたんだけど?美雨にしか見せてない顔よ」
ウソだ………私、そんなテクニシャンじゃない。
納得してない表情で居たらクスクス笑いながら抱き締められた。
「本当飽きない子ね、愛される理由が良くわかる」
俯いたら「怒ってるの?」とからかわれる。
どこに向ければ良いのかわからない感情。
怒ってもないけど穏やかでもない。
焦ってるの?
ただひとつわかっているとすれば、それはこの身体がまだ火照っているということ。
時間がないようだからもうこれ以上は触れられない。
つまり、待て状態。
「まだ納得してない顔ね?」
「もう帰っちゃうんですか?」
「まだ居てほしいの?」
意地悪………すぐ言わせようとする。
優しく髪を撫でないで。
余計離れがたくなる。
急に押しかけてきて用が済めばさっさと帰っちゃう。
都合の良いセフレじゃないですか。
「私だって心穏やかじゃないのよ」
「あ………ごめんなさい」
「ううん、嫉妬はしてる……あの人にあんな顔見せてる美雨に堪らなくなった」
「え…?」
私を抱いてる社長にじゃなくて…?
社長の事が好きだから見るに見兼ねたんだと思ってた。