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イキ狂う敏腕社長秘書
第7章 【妬み、汗、涙】
「あんなの、もろ好きじゃん……好きな相手にしか見せない顔してた」
私は自分でもさほどわかってないレベルの憑依型人間だ。
抱かれてる相手には、もうその人しか居ないっていうくらい執着してしまう。
本気で向き合い本気で溺れていく。
演技です……全部。
そう言っても信じてもらえないだろう。
ギュッと抱きついて自分からまた唇を重ねる。
「なにその甘えた顔……こんな顔もあの人に見せてるんでしょ?それが許せなくて嫉妬しちゃったの……私に嫉妬させるの美雨くらいだからね」
え………嬉しい。
だったら究極の上目遣いで煽ってもいい?
「明里さん……私に惚れてるんですか?」
「何を今更……じゃなきゃ調教なんてしないわよ」
う………ん、キスしてもらえない。
本当に私のこと好き?
「調教してその後は…?明里さんの性奴隷ですか?」
「それも良いわね」
本当の目的は何だろう。
知りたいようで知りたくないのかも。
目の前の快楽に溺れるしかない私。
「性奴隷は嫌です……」
怖いけど自分の意思も伝えなきゃって思う。
「あの人が欲しい?欲しくなっちゃったんでしょ?」
違う………でもそう言ったらどうなるのか興味もある。
怒っちゃうかな。
傷つけられちゃう?
静かに首を振るも「ウソつき」って言われてしまう。
あのハメ撮りが思わぬ方向に事態を動かしているだなんて皮肉だ。
「言われた通りにしただけです……」
「ウソ、本気でイってた」
「それは明里さんが見てるって思ったから……」
ハッとした。
真っ直ぐ見つめると真剣にこっちを見てくれている。
「あの……あの動画、誰にも見せないですよね?」
「……………さぁ?」
「お願いっ…!マコさんには見せないで!」
思わず口にしてしまった。
名前が出た途端目つきが変わったのを見逃さない。
「マコに見られたら都合でも悪いの?3人で見ながら3Pでもしようよ」
ヤダ………また明里さんとマコさんの見るのはまだ耐えられそうにない。
「マコさんにだけは見せないでください」