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イキ狂う敏腕社長秘書
第3章 【覚醒する心と身体】





「じゃ、今度明里さんとおいで」




「はい!マコさんも女王様ですか?」




「見てからのお楽しみ」




ヤバ……急にSっ気の顔になるから全部持ってかれる。




「あの、マコさんってトランス女性だけど性の対象は女性…ってことですか?」




キョトン…とされたので慌てて
「すみません、無知過ぎてよくわかってなくて」と謝るもギュッと手を握ってくれた。




「そうね……普段からこんなだし可愛い子を見ると口説きたくなる……でも、男だと知らずに寄ってくる男も相手出来るよ?だから両方いける口…かな」




「わぁ………また新たな一面知れちゃいました」




それが嬉しくて自然と顔に出てたのかな、急に立ち止まりキスされた。
人が見てるのに……一瞬のキスだったけど恥ずかしさより嬉しさの方が勝っている。




「あまり煽らないで……また襲いたくなっちゃう」




「え、あ……そんな……ごめんなさい」




顔が熱い………
真っ赤な私を見てまた笑ってる。
笑顔も綺麗で見惚れちゃう。




「でも……挿れたいって思ったの美雨が初めて……だから勃ったのは自分でも驚いてる」




「え……でも明里さんとも…?」




「明里さんにはね、勃たされちゃうの……うーん、故意的に?自発的じゃない」




「えっと………えっと」




「アハハ!頭の中カオスだよね、理解不能が正解だよ」




「う〜」




悔しい、理解したいのに……ちょっと考えただけで私の中がキャパオーバーです。
刺激的過ぎる。




恋人繋ぎから肩に手が回り抱き寄せられる。
見上げると凄く近い場所に綺麗な顔立ち。




「美雨、今日はゆっくり休んで…と言いたいところだけど」と前髪にキス。




唇にして欲しいな……なんて邪まな事を考えてたら「やっぱり来てるみたいだよ」と言われマンション前に1台の車。
そのすぐ傍で待ち構えている1人の男性の影。




「前まで送ろうか?それともここで別れようか?」




見られるとマズイと思った。
明里さんとマコさんの事は今は私だけとの秘密であって欲しいから。













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