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夏の終わりに
第13章 告白 ②
浩人の先端を包み込む襞がひくひくと震えている。

浩人は腰の動きを止めて、そっと息を吐き出した。きつく締めつけられて千切れてしまいそうだった。


四年前はここで叫ばれた。
しかし今は、浩人にしがみついていて拒絶する気配もない。

そのことに安堵し、同時にひどく戸惑う。


膣は浩人に絡みつくように蠢いて、中へ引きずり込んでは締め上げている。

「…んぅ…っ…は、ぁあっ……」

膣のうねりに合わせて千里が切なそうに啼く。

必死で抑えていた感情が溢れ、浩人は千里の唇を塞ぐと一気に貫いた。

「んんんぅっっ!」

唇から漏れた叫び声は、ほぼ同時に打ち上がった盛大なフィナーレに掻き消される。

「…ぁぁっ……、」

……繋がっている


お互いに立っているため、全部は入っていない。
それでも、繋がっている。

浩人はこみ上げる幸福感を抑え切れずに、呻き声を漏らした。
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