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夏の終わりに
第19章 安息 ②
息を詰まらせて見上げてくる浩人と視線が合い、全身がかぁっと燃えるように熱くなる。
「や…だ……っ」
恥ずかしくて、千里は顔を両手で隠した。
くすりと浩人が笑う気配がして、ごつごつとした手が左の乳房を持ち上げるように添えられる。ピンと立った乳首がその手に当たっていた。
「…ぁ……や」
乳首から離れていく気配に、千里は切なくなって浩人を見つめた。浩人は嬉しさと哀しみが入り混ざったような複雑な表情をして、うっとりと千里を眺めている。
手が円を描くように乳房をまさぐり、右の乳房も包み込んで同じように撫で始める。けれどもう、先端には触れてくれない。掠ることもない。
もどかしくて、自然と体をくねらせていた。
「痛い?」
千里は小さく頷いてから、慌てて首を左右に振った。
「ここは?」
胸の上のあたりにある痣を、浩人が親指の腹でそっと擦る。
「や…だ……っ」
恥ずかしくて、千里は顔を両手で隠した。
くすりと浩人が笑う気配がして、ごつごつとした手が左の乳房を持ち上げるように添えられる。ピンと立った乳首がその手に当たっていた。
「…ぁ……や」
乳首から離れていく気配に、千里は切なくなって浩人を見つめた。浩人は嬉しさと哀しみが入り混ざったような複雑な表情をして、うっとりと千里を眺めている。
手が円を描くように乳房をまさぐり、右の乳房も包み込んで同じように撫で始める。けれどもう、先端には触れてくれない。掠ることもない。
もどかしくて、自然と体をくねらせていた。
「痛い?」
千里は小さく頷いてから、慌てて首を左右に振った。
「ここは?」
胸の上のあたりにある痣を、浩人が親指の腹でそっと擦る。