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夏の終わりに
第21章 繋がる想い ①
千里を床に降ろそうと力を抜くと、拒むように千里が頬を擦りよせてしがみついてきた。
垂れ下がった自分のものに、滑らかな足が擦れる。それでも千里は離れようとしない。
浩人は唇を噛みしめ、欲望を伝えるために臀部を支える手に力をこめた。
「止めるなら、今のうちだよ」
「……った」
小さく掠れた声は肌にぶつかってくぐもり、辛うじて最後の言葉だけ聞き取ることが出来た。
聞き返すと、千里は更に顔を擦りよせて、しがみつき直してくる。
「…全部忘れるくらい……してって言った」
「後悔しても知らないぞ」
「…しないもん」
浩人は荒々しく息を飲み込むと、千里をぶつけてしまわないように気をつけながら二階へ駆け上がった。
自室のベッドに千里をそっと横たえさせると、バスタオルがするりとほどけてしなやかな肢体が露わになる。
痛々しい痣は、変わらずそこかしこにこびりついている。
それでも、千里の裸は美しかった。
垂れ下がった自分のものに、滑らかな足が擦れる。それでも千里は離れようとしない。
浩人は唇を噛みしめ、欲望を伝えるために臀部を支える手に力をこめた。
「止めるなら、今のうちだよ」
「……った」
小さく掠れた声は肌にぶつかってくぐもり、辛うじて最後の言葉だけ聞き取ることが出来た。
聞き返すと、千里は更に顔を擦りよせて、しがみつき直してくる。
「…全部忘れるくらい……してって言った」
「後悔しても知らないぞ」
「…しないもん」
浩人は荒々しく息を飲み込むと、千里をぶつけてしまわないように気をつけながら二階へ駆け上がった。
自室のベッドに千里をそっと横たえさせると、バスタオルがするりとほどけてしなやかな肢体が露わになる。
痛々しい痣は、変わらずそこかしこにこびりついている。
それでも、千里の裸は美しかった。