この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BeLoved.
第44章 【彼の根底にあるもの。2】

「!れ…っ だめっ、それ……っ」

戸惑っているうちに動きが変わった。疼きを小刻みに突き上げる、わたしが大好きなものに。咄嗟に口走ってしまった「だめ」が拒絶でないことも、麗は知ってる。──だから、止まらない。

「…凄く濡れてるね、未結のここ」
「や…だ、言わな…っ ああぅっ!」
「…締め付けも凄いよ…」

彼の言葉通り、身動ぎの度にぴちゃん、くちゅん、と愛液の音が響き渡る。それがまた、お互いを煽り、駆り立てて、敏感にさせて。何処を触られても快感になってしまう身体に変わっていくのだ。わたしも──彼も。

深部ではとん、とんとん、と。奥を彼が突く膚触がする。何度も何度も。その度に秘部は彼の言葉通りの反応を示す。大好きなそれから離れたくも、大好きなそれを離したくもないから…

「…ぅ、あ…っ?」

動きを中断させないまま、ふいに上体を起こした彼は。わたしの両方の内股に手を添えると、左右に大きく開かせた。

「!ゃだっ…そんな… 広げな…っ」
「いいから。…ほら、未結。"見て"」
「…あっ…」

命じられるまま見下ろした先には──ふたりの繋がり。
彼とわたしが結ばれているまさに其折。

「──ね。いま未結は俺だけのもの」
「……」
「俺も、未結だけのもの」

それが一番実感できるのが、この時。
身も心も結ばれて繋がった、この時。


「“一番のプレゼント”って意味、判ったでしょ」
「…あ…」
「大好きだよ、未結」

彼が再び身を寄せてくる。その両腕が脇の下から差し込まれ、肩を抱く。必然的に密着する、肌と肌。耳のすぐ側で囁かれる、低くて甘くて……自分のものである雌を喰らい尽くしたくて堪らない。そんな昂奮を押し殺した、『雄』の声。

「…激しくするね」

その言葉に背筋がゾクリと震えたのはきっと……恐れからだけじゃ…ない。
/404ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ