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想い想われ歪なカタチ
第8章 8
「ほら見ろよ、こんなに、
 俺の指との間に糸を引いちまってる」

きらきらと透明に光る糸を滴らせて、流牙はさらに私の羞恥心を煽り弄る。

「可愛いよ、伊吹のここ。
 ふっくらして、ときどきひくひくして、こんなにいっぱい蜜を垂らして
 俺を誘っているみたいだ」

流牙は私の股の間に顔を埋めて、
私の恥ずかしくて堪らないところをじっくりと見つめては、
指先で、 充血してぴんと張り詰めた赤い突起に ちょん と触れた。

「きゃっ・・・やだっ  そんなっっ――
 もう・・・どうせならもういっそっっ・・!」

その指で もっと触って、 掻き回して  めちゃくちゃにしてっ・・って
ほんとは叫びたかったけど、私の火の車のような理性がぎりぎりのところで言葉を砕いた。

「いっそ?」

「・・・・~~っ・・・」

「いっそ 何?」

大体の真意はどうやら流牙には筒抜けだったらしい。
涙を伝わらせた頬を赤らめて、口をぱくぱくさせる私を
必要以上に優しげで悪魔的な笑みを浮かべて流牙は見つめる。
私のそこに手をあてがうと、指をくぷぷと差し込んだ。

「っ・はうっぁああぁぁ・・・ひん・ふあああぁぁ・・」

くちゃくちゃと水音があがった。
流牙の繊細な指が、緩やかに時に鋭利に
私の中の 気持ちよいところを的確に擦り付けてくる。
待ちかねた愛撫をついに与えられて、私は歓喜に似た嬌声をあげる。
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