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想い想われ歪なカタチ
第7章 7
「私だって、流牙にあんなこといわれて、ショックだったんだから!
 ちゃんと私、流牙のこと知ろうとしたんだよ?!!
 でもあの場所じゃ!あのままじゃ駄目だと思って、・・・だから逃げ出したの」


 一度、そこで区切って、20センチ高い流牙のことを真っ直ぐ見上げた。
流牙も黙って私を見ていた。
少しだけ、眼が悲しそう。
私は、話の続きをしようと口を開いた。
正直、なんて言ったらいいか、わからない。
伝えたいことはたくさんあるけど、馬鹿な私はうまく喋れない。


「えっと、それで、それから、・・・あの施設にたどり着いて、
 今まで暮らしてたんだけど・・・
 
 その、ちゃんと、
 流牙のこと、知ろうとしたの。
 ほんとに、私なりに頑張ったんだよ!
 ・・・・けど、ちっとも流牙のこと わかんなかった。

 だってやっぱり流牙がずっと何考えてたかなんてわかんないし!
 十六年もずっとこうやって生きてきたんだもん!今更変えられないよ!!」
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