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誘蛾灯
第1章 触れるな危険
 ミダース王の神話を知っているだろうか。手に触れた物が全て黄金に変わる悲劇の王の神話を。俺は現代のミダースだ。ただ俺の手が変えるのは黄金ではない。
 
 俺こと西東翔琉(さいとう・かける)がその有り難迷惑な力に目覚めたのは小5の時だった。夏休みを前に交通事故にあった。奇跡的に外傷は膝小僧の擦り傷だけだったが念のため二、三日の検査入院となった。完全看護の病院では両親といえど宿泊は出来ない。おれ、いや当時は僕だったな。僕は小児病棟の四人部屋に入った。僕以外は手や足に包帯やギプスをした怪我人だらけてなんとなく僕一人浮いていた。まあ、いいや。不味い不味いと聞いていたご飯もちょっと薄味で量が少なかったけど、とても美味しかったし何より看護婦さんが美人だったのが嬉しかった。ここだけの話だけど僕が初めて勃起したのは三年生の夏休みに田舎のお爺ちゃん家に泊まりに行った時だった。近くに住んでる父ちゃんの兄ちゃんの娘。え~っと従姉?なのかな西東芳子姉ちゃんは高校生だったけどよく一緒に遊んでくれた。一人っ子の僕は芳子姉ちゃんが大好きだった。
 芳子姉ちゃんは朝御飯が済んだ頃やってきて「涼しい間にやっちゃうよ!」と勉強をみてくれた。流石は高校生おとなだ。難しい算数の問題もスラスラ解いてくれる。時々えっくすがわいがと不思議な事を呟くけど「大人の秘密」と笑って誤魔化す。子供扱いされて悔しかったけど何となくそれが嬉しかったりもした。後々振り返って見ると芳子姉ちゃんが女の子として好きだったんだと思う。
 算数のドリルをしていると顔に風が当たった。ビックリして顔を上げると卓袱台に身体を乗り出して
 「暑いね。」
 と芳子姉ちゃんが団扇で風を送っていてくれた。その時だ。初めてチンチンが硬くなったのは。
 前屈みになった芳子姉ちゃんのTシャツのゆったりとした襟が垂れ下がり白いブラジャーに包まれた大きなオッパイが見えたのだ。女人のオッパイなんて母ちゃんのしか見たことがない。見ちゃいけない!慌てて目を逸らす。漫画ではよく自分の顔をした天使と悪魔が出てきて「見てはいけません」「構うな見ちゃえ!」と長々と戦うんだけど僕の場合は悪魔のワンパンチK.O.試合時間一秒!ドリルに落としていた目をそっと上げる。そこには白い二つのオッパイがゆれていた。
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