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誘蛾灯
第4章 転落危険
 嗚呼、やっぱりプロポーションは崩れてしまってる。見苦しとまではいかないが嘗ての張りのある肢体をしっている身にとっては失望を感じえない。旦那が他の女に走ったのもこれが遠因かもしれない。確か芳子は今年26、7歳だったはずだ。初めて会った頃の咲子と同い年くらいだ。武術で鍛えてる咲子の身体は三十路を越えた今もあの頃と遜色のなく見事に引き締まっている。運動不足はこんなに体型に影響するのか。俺も気を付けなければ。ま、俺は連日ベッドでハードな運動しているから大丈夫か。
 「だらしない身体だな。」
 崩れたプロポーションを揶揄されて芳子は慌てて胸と股間を隠す。髪が長ければボッティチェリのヴィーナス誕生そのものだ。だが俺は芳子を女神扱いする気はない。
 「手が邪魔だ!」
 太股に平手打ちを落としてビシっと打擲音を立てると大きな紅葉が浮かび上がる。使えない下僕には痛みを与える。俺が気に入らなければそれだけでも痛みを与える。この基本を教え込まなければならない。胸が醜いと言っては乳房を叩き腹がだらしないと言えば弛んだ腹の肉を摘まみ捻る。ケツが垂れてると言えば尻臀を蹴り上げとことん愚弄し折檻する。叩かれた箇所を庇おうとすれば倍の折檻が待っていると学習してからは芳子は泣きじゃくりながらも気を付けの姿勢を崩さないようになった。小賢しい。
 「いつ迄そうしてる!早くしろ!」
 既に全裸になっている芳子は何を言われているのか判らないでポカンとしている。これはお仕置きの対象だ。乳首とクリトリスを摘まむと力任せに引っ張る。
 「ギャァ~!」
 上下の急所を同時に痛め付けられあまりの激痛に芳子は血を吐くような悲鳴を上げる。それは芳子がアクションをおこす迄クリ乳首責めは続く。
 痛みに支配され止まり勝ちな思考の中
 「旦那様。お着替えのお手伝いをさせてください。」
 涙と涎で汚れた顔で懇願してくる。
 完全に堕ちたようだ。ここには従姉の芳子姉ちゃんはもう居なかった。俺の目の前に居るのは下女の芳子だった。そしてこれから便女芳子として調教するのだ。
 鷹揚に頷くと芳子は安堵した顔になってシャツのボタンに手を伸ばそうとするがその手を払い落とす。やっと正解にたどり着いと思ったのだろうがそうは問屋が卸さない。また折檻されると怯え身体を硬直させる芳子の乳房を力任せに揉む。 
 「これは何の為に付いてるんだ?」
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