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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 堕ちたな。暗い悦びに無意識の内に口角が上がる。姿見にはさぞ憎らしい笑顔が映っているだろう。
 「初巳に出した後気が向いたら抱いてやる。それまでそこで見学してろ。」
 「はい。ご主人様。」
 浴室に響き渡る初巳の喘ぎ声に後押しされ体位を背面座位から後背位、騎乗位と様々に変化させ何度も初巳を逝かせた後、正常位で初巳の中で果てた。
 初巳にお掃除フェラをさせながら美世子を見ると既に恥も外聞も捨て去り上と下の唇から涎をダラダラ滴しながらオナニーに耽っている。今度は自分の番だと欲望に目をぎらつかせているがそう簡単にはいかない。
 「四つん這え!」
 命令に従い犬の姿勢になる美世子の前に立ち初巳に綺麗にしてもらったばかりのチンポを目の前に突き付ける。
 「咥えろ。」
 「ご主人様、失礼します。」
 初巳の教育が身に染みたのだろう。断りを入れてから亀頭を口に含む。飴玉かアイスキャンディを舐める様に舌を使うのに任せて暫く好きにさせておく。
 脚を大きく一歩引いて後退すると口からチンポが抜ける。
 「アァ~ン!おチンポ様!」
 慌てて歩を進めてチンポを咥え直す。半歩づつ後退していけば美世子はチンポを離してなるものかとそれに合わせて四つん這いのまま前進する。
 フェラチオ散歩はチンポに屈伏したメス犬を見下す行為だ。一度これをすれば女は俺のチンポの前では自分が人間ではなく犬として扱われるのだと心に刻み付けられる。首に縄を着けて引っ張られているのではない。自分の意思でチンポを咥えながら犬の姿勢で歩くのだ。なんて浅ましい姿か。壁面に埋め込まれた巨大な姿見に映る自分の姿を見ながらもチンポを離そうとはしない。目から溢れる涙と一緒に人間としてのプライドも流れ落ちた。
 ベッドの縁に腰掛けると美世子を軽く蹴飛ばして床に転がす。何故蹴られたのか判らずに呆然としている美世子を無視して傍らに控えてる初巳の尻を叩く。
 「初巳、マンマン!」
 命じられるままに美世子に見えるように性器を晒け出す奴隷のポーズを取る。これ以上開けない所まで膝を開いたM字開脚、伸ばした背筋、突き出した乳房を揉む手。そして指で開かれ晒された性器の秘肉。
 「美世子!マンマン!」
 一瞬何を言われたか判らなかった様だが直ぐに初巳のポーズを真似る。流石はスポーツ万能選手だ。股関節が柔らかい上に体幹もしっかりしている。
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