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第8章 8
「今、イっただろう?」


男が悪戯な笑みを浮かべて紗織を見ていた。
やはり、知られてしまっている。
紗織は頬を紅く染めて返答に詰まった。


「お前の負けだ。
 着ているものを脱げよ」


「そんな・・ あんまりだわ!
 今の、どう考えたって私が不利だったじゃない!」


「そうか? お前はかなり上手かったよ。
 えらく熱心だったしな。
 あんなことを 何時の間に覚えたのやら」


「なっ・・・な・・・・」


「さっさと服を脱げ。
 今更 裸になるのが恥ずかしいとでも言うのか?」


「ッ! 脱ぐわよっ 脱げばいいんでしょう?!」


 紗織は立ち上がって、男に背を向けると、
何時の間にか膝元まで引き下げられていた下着を脚から抜き取った。
解かれた浴衣の帯が、しゅるると衣擦れて畳に落ちる。
紗織は一枚のその衣を身体から剥ぐと、一糸纏わぬ姿になった。
腕を 頼りなく絡ませて、身をわずかに男に向ける。

 伏せた睫は黒く長く、かすかに震える細い肩。
きめ細かな白い肌で 覆われたその身体は、均整がとれて美しい。

軽く身を起こして 自分を見上げる男の視線に耐えかねて、
紗織は肩を抱いたまま、男の傍らにしゃがんで立て膝を突いた。


「上を跨いで、自分で入れてみろ」


「え・・・・・」


正しく、その意味を理解するのに数秒かかった。


「出来ないとは言わせないからな。
 逆らうのは許さない。
 俺の言うことに 従え」


 夜の闇を切り取ったような底の見えない黒い瞳。
それに捕えられてしまえば最後、
頭の中身が ぷかぷかと浮き上がって蒸発し、
紗織は無条件で男の要求を飲まざるを得なくなる。

 意識の奥底の鉄の檻に 無理やりに閉じ込めた理性が、
ぎゃあぎゃあと暴れて騒ぎ立てるのを、顔を背けて固く耳を塞ぐ。

紗織は大きく脚を開き、男の腰の上を股越すと
そそり立った男の欲望に手を添えて固定し、熱く潤った自分の入り口へと導いた。
手を僅かに動かしてそこに男の先端を当てやる。
固く目を閉じると唇がふるふると戦慄いた。
紗織がゆっくりと 腰を沈めていく。
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