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第8章 8
「う・・っく・ふ・・ああぁッ・・・!!」


下から自分の身を 串刺される感覚に、紗織は高く悲鳴を上げた。
自らが上になり、体重を掛けるこの体位は、
唐突に、通常よりぐっと深い挿入感を紗織に与えた。


「自分で  腰を動かしてみろ」


その身を蝕む深い挿入感に眉を顰めて、
懸命に耐えている紗織に、男が抑揚のない声で言い放つ。


「あっ・・・いや・・・そ そんなの無理・・・」


「無理なものか。 やれ」


「うっ・・・・ だめっ 出来ない・・・ どうしたらいいか 分からな
 あっ・・・ひぁ・・くぁあァ・ッ・・・」


 男は 頼りなく首を横に振る紗織の腰を掴んで身を起こし、
さらに深く肉杭を沈ませると、下からゆるゆると打ちつけながら
その耳元で囁いた。


「いいから 俺の動きに合わせて 腰を 振るんだ」


男の声はしっとりとした響きで 紗織の心を魅了する。


(うわ・・・ああっ どうしよう・・・ 心臓が 破裂しそうだ・・・)


自分の身体の奥底で、欲望がむずむずと動悸を始める。
紗織は小さく肩で息をしながら背中を弓反りにしならせたまま、
自分の腰を僅かに上下に揺すってみた。


「ああっッ! ・・・・くん・・・・ぅぁあ・・・」


途端に蕩けるような電流が、擦れ合った部位から弾けて消える。
もっと もっと 確かな刺激を求めて、腰を揺り動かしてしまう。


「ひゃ・・ぁあッ・・・はっ・・はあっ・・ああんッ・・・」


びりびりと擦れ合う疼きを探り当て、一度蠢かし始めると、
その浅ましく淫らな動きを、自分でもどうにも制御できなくなる。

自ら腰を使い始めた紗織の姿を、男が動きを止めてじっと見つめている。
視線の鎖がぎりぎりと、紗織の身体を締め付ける。


「あ・・う。やっ あ・・・見な・いでよ・・・

 そんなに・・・わたしを ・・・・見ないで・・ぇ・・・
 ・・っ・は・・・あ・っくふ・・ぅん・・・ッ・・・」


変わらず自分に向けられる男の黒い瞳と眼が合うと、
紗織はこみあげる羞恥心に懸命に絶えながらも、
向かいあって座った男に抱きついて、紗織は艶美な動作で腰をくねらせた。
男も、紗織の背中に静かに腕を回しては、下からずんずんと突き上げる。
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