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第9章 9
「見たことあるんだよなぁ、昔、
 お前と親父がヤッてるところ。

 今でもはっきり覚えているよ。あんた、色っぽかったなぁ。
 あの頃とちっとも変わんねぇじゃねえか」


白い肌の上には花のように、色づく突起を指で丹念に刺激しながら
それが静かに固さを含みだすのを愉しそうに見つめる。


「あの時からずっと、ゆくゆくは お前は
 俺の専属にしてやろうと思ってたのによ。
 姉貴のとこにやられちまったもんな。
 あんまり親父の慰み様が酷かったからよ」


くっくと喉を鳴らせて、精司は笑った。


「それより俺のお袋のいびり方が酷かったからか。

 今は・・・
 あの雅斗の野郎に可愛がってもらっているのかぁ?」


「何を 仰るのです。
 雅斗様は 使用人に手を出されるようなお方ではありません」


その言葉に精司は目をむいて顔を真っ赤にして怒鳴った。


「けっ、何言ってやがる! ふざけんな!!
 自分の実の姉にそっくりの、あんな年の女を家に連れ込んで囲うような
 変態野郎じゃねえか!!」


(え・・・? 今、なんて・・・)


思わず見開いた目に、精司に組み伏された下で
その白い肌を惜しげもなく露にさせて、
妖しく身を捩じらせる実和の姿が目に映った。

精司は大きく開かれた着物の袷から股へ手を差し込むと、
柔らかな毛の生える恥丘の感触を愉しみながら秘裂へと指を差し込んだ。
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