この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Secret space
第10章 10
「そうそう、そうやってじっとしてろよ。

 あぁあ、縄がすれて手が真っ赤じゃねぇか。
 抵抗すればするほど痛い目見るだけだぞ?
 大人しくしてりゃちゃんと、イイ思いさせてやるからよぉ」


ひひ と精司が歪めた唇から下卑た笑いをこぼす。
ベットに上って、圧倒的な力に怯えて身を凍らせる紗織の
スカートをたくし上げて長い下肢から下着を引き抜くと、その上に跨る。

浅葱色の薄手のカーディガンのボタンを、
微かに震える紗織の反応を楽しみながらひとつひとつ外し、
上着をその脇下まで捲り上げ、フロントホックのブラを開いて
やや小ぶりではあるが、形のよい白い胸を肌蹴させた。


「これが雅斗の野郎が夢中になった身体か。
 綺麗じゃねぇか
 せいぜい愉しませてくれよ?」


実和の肌は、降り注ぐ光を全て表面で跳ね返すような白さだが、
今、目の前にする紗織の肌は、光子を吸い込んで透き通るような白さだ。
細い手首に縄を絡め、頭上高く縛られて、力無くうな垂れたその姿は
屈折した精司の欲望をさらに掻き立てた。

精司の手が、柔らかくきめ細かな肌の感触を十分に感じ取りながら
淡い桃色に色づく先端に重点を置いて胸を荒々しく揉み解す。

形の良い乳房の頂に色づくその小さめの突起を、
ちゅばっと音を立てて吸い上げては、舌で転がして何度も歯を立てる。

紗織は、唇をかみ締めて一言も声を漏らさず、
固く目を閉じて眉根を寄せ、望まない愛撫に身を委ねていた。

皮膚が総毛立つ。
険悪を通り越して吐き気さえ覚える衝動に、懸命に耐える。
理由無き暴力への恐怖が、目に見えない縄となって
紗織の身体に幾重も螺旋を引いて絡みつき、全身を束縛していた。
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ