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Secret space
第2章 2
「だいたい、外に逃げたってどうするんだ?
 上半身裸で下着もはかずに」


「え?」


下は脱がされた覚えはない 
とスカートを身に着けた自分の下半身に目をやった隙に、
男は再び紗織を捕まえていた。


「やっ!!」


男の手を振りほどこうとしたが、もう無理だ。
紗織の足元に、先ほどまで胸を覆い隠していた上着が落ちた。


「それは今から脱がすんだった」


男はそうおどけて言って、スカートをたくし上げると
紗織の下着に手を掛けた。


「やめてっ!!」


紗織は両手で必死に下着を抑える。


「何、着けたままがいいのか?
 出来なくはないけれど、俺の趣味じゃないな」


男は制止する紗織の両手を片手で掴み、
そのまま頭の上へとあげさせる。
そしてもう一方の手を、紗織の下着の中へ滑り込ませた。
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