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Secret space
第13章 番外 前編
ああ、そう このお声はきっと、北の屋敷に住んでいらっしゃる・・早織お嬢様のお声。
共にお話の方を、お父様とお呼びしている
ということは、旦那様とお話なさっているのだわ。


「今回のこの騒ぎで十分お分かりになった筈ですわ。
 一歩間違えればあの人は死んで、
 お継母様は殺人者になっていたかも知れなくてよ?
 それでもよろしかったと仰るの?
 津々井家の長女として、このまま黙って見過ごすわけにはいかないわ」


騒ぎ  とは何があったのかしら?
あの人  とは私のこと?

奥様・・・ そう奥様が・・・・


「もうお諦めくださいな、お父様。
 実和さんは私の屋敷のほうへで連れて行かせて頂きます。宜しくて?
 お父様さえ少し辛抱してくだされば、
 それが一番、皆が幸せに暮らせるというものです。そうでしょう?」


少し身を捩じっただけで、焼け付く痛みが背中一面に広がり
実和は呻くことさえ出来なかった。


『そう、奥様が・・・私に酷くお怒りになって、
 ・・熱湯を浴びせなさったのだわ・・・』


実和は、自分の身体が煮え溶ける感覚を思い出して
依然、熱をもつ背中が、削がれた皮と肉を剥いでいく幻覚に囚われ、震えた。
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